空を仰げば  あとがき 

  

ちびっこ予報士、シンの。

ねちっこーく暗いお話。いかがでしたでしょうか?

 

 乙女ツボ刺激、というサイトの趣旨から大きく外しているだけに、これはもう、完全にお客様の足を遠ざけてしまう、というのは分かっていたのですが。分かりながらもやってしまうのは、単純に私が書きたかった故でして。

 なんていうか、こう。

 子供と大人の狭間であるはずなのに、大人としての力量を求められるシンは、だからこそ子供っぽい残酷さを持ってるんだよーぅ、というのを消極的にアピールしたかったんです(笑) とにかくそのままだと大変なことになるぞ! という状態にメスを入れたのが緋天で、そこからボロボロとシンの背伸びしてた分の皮を剥がしてあげたかった。。。そんな親心Σ(>o<;)

 

 この話はあっちこっち時間が飛ぶので、ややこしいことこの上ないですね(@Д@;

各話のあれこれは、例のごとく更新日記にあるので、宜しければそちらをご覧下さい。おまけステージのエピローグは、嫉妬する姿を仕返しに笑われる、という何とも情けない蒼羽(笑)お決まりのセリフっていうのは、もちろんアレです。「はい、あーんvv」っていうアレ。自分がいるのに目の前でやられてたまるか、っていう男心。

 仕返しというか、あー、蒼羽って本当に緋天好きなんだな、っていう純粋な微笑みなんですが。

 蒼羽としては、どうしても笑われてるようにしか取れないわけで。

 相変わらずの変態ぶりを知らしめてくれたなぁ、と思いました。

 

 さてさて。これを書くにあたって、イメージしていた曲があります!

 ポルノグラフィティの『見えない世界』です。四話を書いてた辺りで、あー、この感覚はこれしかない!と思って久々に聴いたら、大当たり! カップリング曲(『メリッサ』のマキシシングルに入っています)なので、知名度は低いかと思われますが、とってもいい曲なので是非聴いてみて下さい。

 私はこれを初めて聞いたとき、自分が小学生の時にやんちゃしてたのを思い出しました。なにか大事なものを思い出せるような気がします!!

 

2007/06/03 235

小説目次

 

↓歌詞サイトからもらってきました。

 

 

 

■見えない世界:ポルノグラフィティ■       作詞/作曲: 岡野昭仁 氏

 

少年は高く志した

自分は全て叶えられると

走るスピード考えず

前にひたすら駆け抜けて行った

でも少しずつ見えてくる世界には

見えないものが大きくある

 

想像を超えた現実は僕らを怯ませてゆく

こんな痛みを伴うとは思ってなかった

僕らが描く理想は例え小さくても

お手軽ですぐそばにあるものではないだろう

 

すでに囚われ始めてた

せまく息苦しいカゴの中へ

 

きっと見えないもの 確かめるあまりに

現実を止めてしまってた

 

SOSから僕は這い上がれるはずなんだ

きっと痛みを伴うのを怖がってる

頑丈で折れない心 手にしてゆく姿は

泥にまみれ美しいばかりじゃないものだ

 

想像を超えた現実に 掴めない理想の前に

空から降り出す雨に 強すぎる風のいたずらに

うつろう人間の心に 悲しみや憎しみの前に

愛をなくした現代に 愛を見いだす困難に

想像を超える現実は少年を大きくさせる

どんな痛みも共に連れて歩いて行ける

少年が描く理想は月のようにカタチを

変えてゆくけどずっと空にはあるのだから

 

 

 

 

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